育児と仕事の両立で陥りやすいワナ

・育児も仕事も、あれもこれも、と完璧をめざしすぎないことが一番です。

・パートナーはもちろん、父母、義父母、兄弟姉妹など、サポートをもらえそな人はうまくサポートをもらいましょう。仕事上でも支援がもらえやすいように、仕事の進捗の見える化や資料や書類の所在が誰にでもわかるように日頃から整理整頓も工夫しましょう。

・育児でキャリアが中断、停滞すると考える方もいらっしゃるかもしれません。それには大きく2つの回答があると思います。

(1)キャリアって仕事のことだけでなく、人生全体と考える定義もあります。そう考えると、育児のときに特に磨かれるスキルもあるわけで、それでキャリアが停滞すると考えなくてもいいこと。

(2)もう1つは、狭い意味の仕事での階段を上っていく意味でのキャリアについて考えるなら、育児への注力期間って5年~10年くらい。
介護などに比べても先の見通しが立てやすいと思います。
長い会社員生活、ずっと仕事を優先して生きていける人なんてほんの一握りだと思います。
(自分も家族も、病気も怪我も無く、リストラや倒産も無く、順風満帆でいける人はいないのではないでしょうか)のちの人生で挽回していけばいい考えてみてはいかがでしょうか。
働くのも60歳までではなく、人生100年時代で、80歳くらいまで働くけることを考えると分母が50~60年になるので、子育て期の10年が相対的に小さな期間になります。

・もっと狭い意味でキャリアを考えている人もいますか?

すなわち、今の会社で出世が遅れる、あるいは、出世できなくなる。そんな古風な業界や会社も実際にはあるでしょう。今の若い世代、Z世代とかではもう定年まで1社で働こうと思う人派少なく、管理職も魅力に感じない人が増えてきています。

そんななか、古風な昭和を引きずった社内風土ももったままの会社は存続できない方向に世の中は流れています。今所属する大好きな会社で出世することも魅力的だと思いますが、働く人を大切にしない会社の未来に自分の将来を託さなくてもいいような気もしてきませんか。